グレンファークラス15年
グレンファークラス蒸溜所は1836年、ロバート・ヘイにより設立されたとされていますが、1790年代の絵画には蒸溜所が描かれており、すでに蒸溜が行われていたという記録も残っているようです。
ロバート・ヘイが他界した1865年、近隣で農業を営んでいたジョン・グラントとその息子のジョージが蒸溜所を購入。
しかし、すぐにジョン・スミス(グレンリベット創立者の息子)にリースをしました。
グラント親子に経営権が戻されたのは1870年。
ここから、現在では数少ない家族経営の蒸溜所がスタートします。
現在は、六代目ジョージ・グラントとなりますが、今日に至るまで様々な壁もあったようですが、四代目ジョージ・S・グラントのお陰もあり、乗り越えられたようです。
ちなみに、ヴィンテージ・シングルモルト・ウィスキーが最も多いをされているファークラスは四代目の先見の目からなし得ているようです。
当店で準備しているのはグレンファークラス15年。
四代目当主が作り上げたこだわりの逸品です。
フィニッシュのみではなく100%シェリー樽を使用しているためか、ぶどうやジャムのような芳醇な香りを感じ、味わいはラムレーズンやバニラビーンズの甘みが口に広がり、ノンピートモルトを使用してはいますが、余韻にスモーキーさをかすかに感じさせてくれます。
46度とアルコール度数は少し高めではありますが、飲みやすく仕上がっております。
伝統的なスペイサイドスタイルのウィスキー造りにこだわっているファークラスを是非ご堪能くださいませ。