以前、オススメwhiskyでご紹介させて頂いたブルックラディ。
そのブルックラディ蒸溜所で出しているヘビーピーテッドのウィスキーをご紹介⭐︎
オクトモア10.3アイラバーレイ
設立された年などは端折らせていただいて、オクトモアのご紹介。
ジェームズ・ブラウン氏の農場で手塩にかけて育てられ、収穫された2012年の大麦を2013年に蒸留して誕生。
テロワールを探求し、一つの畑に限定されたシングルファームにもこだわり、そこで収穫された大麦に爆発的なスモーキーさを持たせ、スーパー・ヘビリー・ピーテッド・ウィスキーに挑戦した結晶がこのオクトモア10.3です。
初の6年熟成であることもさることながら、熟成期間の全期間をファーストフィルのアメリカオーク樽を使用している事も大きな要素となっています。
オクトモア10.1とは、同じ貯蔵庫で隣り合って熟成していて、同じく使用されているコンチェルト種大麦であり、同じアメリカンオーク樽での熟成でありながらも、大麦がスコットランド産かアイラ産かという生育地の条件の差からフレーバーの違いが生まれ出たようです。
フェノール値114ppmだけあって、ボトルの蓋を開けた瞬間から、ピート香とヨード香が広がり、グラスへ注がれるとアメリカンオーク樽を使用していることもあり、バニラなどの甘い香りも感じられます。
味わいはアルコール度数が61.3%ではありますが、潮気を感じつつもまろやかで、蜂蜜のような甘さも広がっていきます。フィニッシュはピート香やヨード香が鼻に抜けながら、舌の上にはチョコレートの甘さとスパイスのビターさが後を引いていきます。
角が立つことなく、全体的にまとまっている印象でした。
アイラ系ウィスキー好きの行き着く最終的ウィスキーと勝手に思っておりますが、
まだ飲んだことのない方には是非試して頂きたい逸品です。